Jan 08, 2026

サボテンカッパで登山しないで

サボテンカッパで登山しないで

サボテン商会を開店いたしました


このような僻地の、さらにに奥のブログページまで目を通していただいて本当にありがとうございます。


サボテン商会はボートレーサー向けEC「サボテンカッパ」のスピンオフ的な立ち位置のサイトです。


立ち上げの経緯は、本家ボートレーサー向けECサイトの「サボテンカッパ」に稀にファンの方からの注文やお問い合わせがあったことに由来します。

せっかく来ていただいたのに、全くと言っていいほどファンの方がご購入いただける商品がないのです。


販売しているのはカッパにゲージ?プラグケース??Tシャツがあるかと思いきや、いちばん大きいサイズはMサイズ

辿り着いていただいたお客様に対して、我々が提供できる商品を考えよう!そうして生まれたのがサボテン商会です。


サボテン商会ではカッパを売っていない

じゃあ、なんでサボテン商会にはカッパがないの?と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
本家サボテンカッパにも「ゴルフで着ていくから上下のカッパは無いの?」というお問い合わせを頂いたことがありました。ですが、その時もお断りさせていただきました。


結論からいうと、実はサボテンカッパのカッパはそんなに防水性能が高くないのです。


いやいや、カッパ屋だろ?って思われるかもしれません。ましてや1万円越えの高級価格カッパが?でも、実際そうなのです。ボートレーサーの履いているカッパの主な役割は撥水よりも日光対策なのです。


ボートレーサー用カッパは割と染みる

ボートレーサーはレースに際して「ケプラーズボン」と呼ばれる、特殊繊維で作られた防護ズボンを着用しています。防弾チョッキ等にも使われるケプラー素材は日光に当たると劣化してしまうという性質上、その上から何かズボンを履かなくてはいけません。


そのため、対日光の観点から上にカッパの着用が義務付けられています。そして、それに対応するカッパとなったとき、市販品ではなかなか対応できません。


まずケプラーズボンが太い、堅い、そして短い。半年使ったケプラーズボンは一般的に考えうる最も堅いデニムズボンぐらい堅いです。

そして、その太くて堅いデニムの上からカッパを履くとなると、更に太いカッパが必要です。そんなサイズのカッパを市販で求めると最低でもLサイズ。しかしボートレーサーお世辞にも足が長い方ではないです。

そうすると市販のサイズ感ではどうしても対応出来ません。


他にもボートレーサーのカッパはあまり他人と被るデザインが好まれないという文化があります。仲の良い選手同士でオリジナルデザインのカッパを製作することが多いです。

養成所から出てきた新人がお揃いの卒業記念カッパを着ているのもその文化の延長です。

他にもポケットの位置やジッパーの位置、一般的な商品とはニーズが根本的に異なります。

ボートレースに求められるカッパはボートレーサーにしか求められないカッパなのです。
それゆえ
必然的にとても高価な製品になってしまいます。


ですが、ボートレーサーにとってカッパは消耗品です。滑り止めのゴムの座席内で正座と中腰を繰り返すので数年もしないで磨り減り破れてしまいます。

ボートレーサーは出来るだけ強い生地を求めます。結果的に撥水性よりも耐久性を重視した生地を採用しているのです。

もちろん多少の言い訳も含まれます。本当は染みない強い1点物の最高のカッパを提供したいんですけどね。


まとめ

そういった背景があるためサボテンカッパはボートレーサーでないお客様へのカッパの販売をお断りさせて頂いております。万が一そのカッパで登山にでも行ってしまったら命に関わります。


登山は登山用のカッパ、ボートレースにはボートレース向けカッパをご使用いただくよう、重ねてお願いいたします。


サボテン商会では、今後とも元業界関係者ならではの商品や発信をしていきたいと思っております。引き続きよろしくお願いいたします。